悪徳霊感商法というと
- 2010/02/01
- 20:50
2008/06/11の楽天ブログから転載しました。
どうも悪徳霊感商売のせいで、スピリチュアルワーク自体が危機に瀕しているらしい。
スピリチュアルワークやライトワークに関わっていない人ほど、宗教と霊感商法や占いとニューエイジや本物のスピリチュアルの区別がつかないだろうということで、ここで少し解説しておきたい。
…といっても、厳密に定義があるわけではなく、私がメッセージで受け取った範囲の区別になるが。
まず、
・宗教というのは、ある特定の決まり事や教義・教典をもとに、構築された世界観。それによって生活全般や生き方の姿勢に関わるものが多い。
教典のもとになるのは、教祖のメッセージ。内容の解釈が偏ると、カルトなどの温床になる。
もともとは、潜在意識や魂にもたらされた宇宙からのエネルギーをメッセージとして伝えていたものや、地球のエネルギーをメッセージとして伝わったもの。
より良く生きるための情報として使われる部分と、現実的な法律や罰則に関わる部分とが混在するようになった。
地球の人間が、宇宙との関わり・自然との関わりを忘れそうになると、繋がりを思い出させるために代表となるメッセンジャーが「預言者」「救世主」「教祖」と呼ばれたりするが、たいていは預言者の死後、為政者の手で教義がねじ曲げられていたりする。
土地柄や人種によって、個性があり、情報に制限がかけられていることが多い。
・占いは、それまでに培われたさまざまな体験や統計学によって計算された平均値に対して、相談者の現状を計るもの。
または、占い師が持つ直感力を高めて、潜在意識と対話するもの。
前者は机上の勉強によって伝授できるもの。後者は系統立った訓練によってで伝授できるもの。
人類の経験値からくるアドバイスや、潜在意識からの声が、相談内容に合っていると指針になるが、国や環境や占い師の器によって情報が狭い(質が低い)場合がある。
・ニューエイジ系の情報は、今でいうスピリチュアルの先駆けとして、アメリカ西海岸やイギリスで出て来たもの。
神秘主義や霊能力や超能力への興味で90年代に流行したが、本来は宇宙規模の視点からみた哲学や智慧の思想。
宇宙存在とのチャネリングが有名で、見えない世界を重視して、科学的または論理的に捉えようとする姿勢と、具体的に体験しようという姿勢を促した。
今まで、宗教的色合いが邪魔していた「見えない世界と関わる」ことを、より身近に一般化したが、自己顕示欲の強いインナーチャイルドが傷ついている人が増長された部分もある。
・スピリチュアルは、本来精神世界を表す言葉だが、現代に使われているのは「霊的な世界との対話」で、見えない力と調和する姿勢。
なので、潜在意識や集合無意識や宇宙のエネルギーや平和的視点からの神といった定義も入ってくる。
ビッグバン宇宙論や量子力学などの物理学的に研究された世界観で、固有振動数(周波数・波動)による価値観や生活の変化を促す情報が、論理的裏付けになっている。
既存の宗教と違い、修行方法はそれぞれの個性にまかされるが、聖なる所に視点が置かれているのが宗教に近い。そのため、現代風宗教と呼ばれることもあるが、教義教典となるものは限定されていない。
全体性やグローバルな視点からの調和を目指すその規模が、いままでにない大きさ。「神との対話」などが参考。
論理的にも過去の体験を解説でき、学びと浄化によって情報量が無限に広がるが、裾野が広いだけに誤解も多い。
本物のスピリチュアル(スピリチュアルワーク)というのは、地球規模~宇宙規模でそれぞれの存在が調和したり幸せを感じたり冒険して感動したり、という情報を共有・共感すること(またはその方向性)、と言っておきたい。
最終的には、誰かのせいにしたり、何かの責任にしたりすることではなく、この世界を作っている責任を全員で負って、さらに良い方向に選択しようという考え方である。
・霊感商法は、霊感を使った商売の方法(手法)のこと。大きくは「占い」も「霊媒師」「お祓い師」もその中に入っていた。(一般に、お祓いの場合は宗教に属した人が多かった)。
見えない世界との繋がりを強く持つ人間が、その能力を活かしてやっていた仕事であることが多く、昔は霊能者が少なかったりワーク自体かなり負担のかかることだったので、善意の無料か料金が割り高だった。
その後、拝金主義とつながってしまい、だれかプロモーターのような人間が、霊能力者をマネジメントして大金を稼ぐという商売に変化している。
霊能力という言葉は、少し古くさく暗いイメージが付きまとうため、現代のスピリチュアルブームに乗って、スピリチュアルカウンセラーやヒーラーと名乗る場合も多く、心理カウンセラーなどのように専門訓練を受けていなくても名乗れるので、一般人には区別がつきにくい。
相談者との相性がよければ役に立つが、人をコントロールする施術者によって混乱させられたり症状が悪化する場合もあり、かえって精神科医(心療内科など)のサポートが必要になることも多いらしい。
--それでも、上記前出のものは、すべて原初は平和的な目的で始まり、前向きな使い方ができる。
・悪徳霊感商法については、あえて「悪徳」をつけて呼びたい。
これは、人間が不安を感じる生き物であることを利用して、個人の利益や狭い価値観のために大量に現金を集める商売。
目的が上記のたぐいと明らかに違う。ほとんどが大量のお金(大金)か、名誉欲のためだったりする。
というのも、もともとの宗教や占いやスピリチュアルは、どちらかというと人々の問題解決や人助けを目的としていて、施術者本人が生活できれば費用料金は言い値で、相談者の全財産を放出させたり・破滅させたりという考えはないので。
なぜ「悪徳」を付けるかというと、(霊能力者が個人的利益で行うこともあるが)本物の霊感商法(霊能力者参加型)ではなく、霊感がまったくない人が真似だけでも十分やれるので。詐欺ともいえる。
なので、この商売には必ずマニュアルがあり、心理学的に人間の感情をコントロールする手法等を教えるので、霊的訓練や倫理規定に基づく宣誓などが全くなくても、悪意があっても、個人的欲望があれば誰にでもできる。
むしろ、悪意や、私利私欲でないとできない。
人間は感情が動かされると行動に繋がる。意識や意思で動くのではなく、意識が納得すると感情が動くため、行動に移せるようになるので。
この手の商法に引っかかってしまうのは、心身どちらかが疲れていて深い思考ができない時や、愛情不足を感じる人、無価値観を心の底に持っている人(自己評価が低い・インナーチャイルドの病みがある)など。
この商法は、人間の中から弱っている部分を探り出し、そこを徹底的に攻撃するやりかたなので、狙われたらほぼ90%の人が掛かるようになっている(残り10%は、強運の人や、一時的な確認の学びで関わる人の場合)。
そういうマインドコントロール技術を悪用した商売。
詳しい手法まで説明すると、さらに長くなるので、とりあえずここまで。
前出のものは、すべて否定的目的や相手の破滅のためにも使えるが、それでは当然長続きしなくなる。
精神科医や団体所属の心理カウンセラーも、心理学的に人間の感情をコントロールする手法等に関わるが、倫理規定があるため、資格を持った段階でそれを悪用しないことを宣誓している。
ちなみに…
スピリチュアルで調和のメッセージを受信する(チャネリング)には、自己を同じ状態(周波数・波動)に保たねばならないため、極端な利己主義に走ったり物質のみにこだわると、波動が下がり自然と直感力が鈍ってくるので、ワークが出来なくなる。
だからスピリチュアルワーカーは、それなりに信用されているとも言える。
・霊感商法についての記事は、こちらにも
http://leoriel.blog105.fc2.com/blog-entry-342.html
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どうも悪徳霊感商売のせいで、スピリチュアルワーク自体が危機に瀕しているらしい。
スピリチュアルワークやライトワークに関わっていない人ほど、宗教と霊感商法や占いとニューエイジや本物のスピリチュアルの区別がつかないだろうということで、ここで少し解説しておきたい。
…といっても、厳密に定義があるわけではなく、私がメッセージで受け取った範囲の区別になるが。
まず、
・宗教というのは、ある特定の決まり事や教義・教典をもとに、構築された世界観。それによって生活全般や生き方の姿勢に関わるものが多い。
教典のもとになるのは、教祖のメッセージ。内容の解釈が偏ると、カルトなどの温床になる。
もともとは、潜在意識や魂にもたらされた宇宙からのエネルギーをメッセージとして伝えていたものや、地球のエネルギーをメッセージとして伝わったもの。
より良く生きるための情報として使われる部分と、現実的な法律や罰則に関わる部分とが混在するようになった。
地球の人間が、宇宙との関わり・自然との関わりを忘れそうになると、繋がりを思い出させるために代表となるメッセンジャーが「預言者」「救世主」「教祖」と呼ばれたりするが、たいていは預言者の死後、為政者の手で教義がねじ曲げられていたりする。
土地柄や人種によって、個性があり、情報に制限がかけられていることが多い。
・占いは、それまでに培われたさまざまな体験や統計学によって計算された平均値に対して、相談者の現状を計るもの。
または、占い師が持つ直感力を高めて、潜在意識と対話するもの。
前者は机上の勉強によって伝授できるもの。後者は系統立った訓練によってで伝授できるもの。
人類の経験値からくるアドバイスや、潜在意識からの声が、相談内容に合っていると指針になるが、国や環境や占い師の器によって情報が狭い(質が低い)場合がある。
・ニューエイジ系の情報は、今でいうスピリチュアルの先駆けとして、アメリカ西海岸やイギリスで出て来たもの。
神秘主義や霊能力や超能力への興味で90年代に流行したが、本来は宇宙規模の視点からみた哲学や智慧の思想。
宇宙存在とのチャネリングが有名で、見えない世界を重視して、科学的または論理的に捉えようとする姿勢と、具体的に体験しようという姿勢を促した。
今まで、宗教的色合いが邪魔していた「見えない世界と関わる」ことを、より身近に一般化したが、自己顕示欲の強いインナーチャイルドが傷ついている人が増長された部分もある。
・スピリチュアルは、本来精神世界を表す言葉だが、現代に使われているのは「霊的な世界との対話」で、見えない力と調和する姿勢。
なので、潜在意識や集合無意識や宇宙のエネルギーや平和的視点からの神といった定義も入ってくる。
ビッグバン宇宙論や量子力学などの物理学的に研究された世界観で、固有振動数(周波数・波動)による価値観や生活の変化を促す情報が、論理的裏付けになっている。
既存の宗教と違い、修行方法はそれぞれの個性にまかされるが、聖なる所に視点が置かれているのが宗教に近い。そのため、現代風宗教と呼ばれることもあるが、教義教典となるものは限定されていない。
全体性やグローバルな視点からの調和を目指すその規模が、いままでにない大きさ。「神との対話」などが参考。
論理的にも過去の体験を解説でき、学びと浄化によって情報量が無限に広がるが、裾野が広いだけに誤解も多い。
本物のスピリチュアル(スピリチュアルワーク)というのは、地球規模~宇宙規模でそれぞれの存在が調和したり幸せを感じたり冒険して感動したり、という情報を共有・共感すること(またはその方向性)、と言っておきたい。
最終的には、誰かのせいにしたり、何かの責任にしたりすることではなく、この世界を作っている責任を全員で負って、さらに良い方向に選択しようという考え方である。
・霊感商法は、霊感を使った商売の方法(手法)のこと。大きくは「占い」も「霊媒師」「お祓い師」もその中に入っていた。(一般に、お祓いの場合は宗教に属した人が多かった)。
見えない世界との繋がりを強く持つ人間が、その能力を活かしてやっていた仕事であることが多く、昔は霊能者が少なかったりワーク自体かなり負担のかかることだったので、善意の無料か料金が割り高だった。
その後、拝金主義とつながってしまい、だれかプロモーターのような人間が、霊能力者をマネジメントして大金を稼ぐという商売に変化している。
霊能力という言葉は、少し古くさく暗いイメージが付きまとうため、現代のスピリチュアルブームに乗って、スピリチュアルカウンセラーやヒーラーと名乗る場合も多く、心理カウンセラーなどのように専門訓練を受けていなくても名乗れるので、一般人には区別がつきにくい。
相談者との相性がよければ役に立つが、人をコントロールする施術者によって混乱させられたり症状が悪化する場合もあり、かえって精神科医(心療内科など)のサポートが必要になることも多いらしい。
--それでも、上記前出のものは、すべて原初は平和的な目的で始まり、前向きな使い方ができる。
・悪徳霊感商法については、あえて「悪徳」をつけて呼びたい。
これは、人間が不安を感じる生き物であることを利用して、個人の利益や狭い価値観のために大量に現金を集める商売。
目的が上記のたぐいと明らかに違う。ほとんどが大量のお金(大金)か、名誉欲のためだったりする。
というのも、もともとの宗教や占いやスピリチュアルは、どちらかというと人々の問題解決や人助けを目的としていて、施術者本人が生活できれば費用料金は言い値で、相談者の全財産を放出させたり・破滅させたりという考えはないので。
なぜ「悪徳」を付けるかというと、(霊能力者が個人的利益で行うこともあるが)本物の霊感商法(霊能力者参加型)ではなく、霊感がまったくない人が真似だけでも十分やれるので。詐欺ともいえる。
なので、この商売には必ずマニュアルがあり、心理学的に人間の感情をコントロールする手法等を教えるので、霊的訓練や倫理規定に基づく宣誓などが全くなくても、悪意があっても、個人的欲望があれば誰にでもできる。
むしろ、悪意や、私利私欲でないとできない。
人間は感情が動かされると行動に繋がる。意識や意思で動くのではなく、意識が納得すると感情が動くため、行動に移せるようになるので。
この手の商法に引っかかってしまうのは、心身どちらかが疲れていて深い思考ができない時や、愛情不足を感じる人、無価値観を心の底に持っている人(自己評価が低い・インナーチャイルドの病みがある)など。
この商法は、人間の中から弱っている部分を探り出し、そこを徹底的に攻撃するやりかたなので、狙われたらほぼ90%の人が掛かるようになっている(残り10%は、強運の人や、一時的な確認の学びで関わる人の場合)。
そういうマインドコントロール技術を悪用した商売。
詳しい手法まで説明すると、さらに長くなるので、とりあえずここまで。
前出のものは、すべて否定的目的や相手の破滅のためにも使えるが、それでは当然長続きしなくなる。
精神科医や団体所属の心理カウンセラーも、心理学的に人間の感情をコントロールする手法等に関わるが、倫理規定があるため、資格を持った段階でそれを悪用しないことを宣誓している。
ちなみに…
スピリチュアルで調和のメッセージを受信する(チャネリング)には、自己を同じ状態(周波数・波動)に保たねばならないため、極端な利己主義に走ったり物質のみにこだわると、波動が下がり自然と直感力が鈍ってくるので、ワークが出来なくなる。
だからスピリチュアルワーカーは、それなりに信用されているとも言える。
・霊感商法についての記事は、こちらにも
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